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「六本木アートナイト 2010」。「

June 17th, 2010

3月27日に第2回目の開催を迎えた、六本木の街を舞台にした一夜限りの饗宴「六本木アートナイト 2010」。「街の見る夢」をテーマに、国内外の注目アーティストの作品がエリアをまるごとアートジャックしました。

そして、同日深夜、六本木アートナイトの夜に、東京の未来を表現するART SHOW CASE 「Mid-Space」が東京ミッドタウンに登場。空間デザインは再利用できる国産間伐材のみをレンタルして構成され、、後に建築資材として再利用されました。木の柔らかい香り漂う、心地よい空間をsenseseeds x upsetters, Inc.が中心となり制作されました。クリエイター達が創ったステージの上で、「体感」をキーワードに、音楽、映像、あらゆる表現がMIXされたパフォーマンスが繰り広げられました。

「未来のイベントのあり方」がテーマとなった今回は、地球環境についても考え及びます。東京が世界に誇る、次世代の才能と熱気。そして、表現活動の未来への躍動を体感できます。

これまでプロ集団での制作を進めてきたsenseseeds様は、自身へも同テーマを投げかけ、新しいチームの形態にチャレンジしました。senseseedsのプランナー、奥野 慎一氏に、大成功の興奮を語っていただきました。

「来場者は昨年1,800人だったんですが、今年は2,800人でした。評判はなかなか計れないものですが、現場の空気感や数々のブログを見る限り、上々だったと感じています。今回は終了の5時過ぎまで多数の方に残っていただくことができ、閉めるタイミングが難しかったですね。ありがたいことです。

実は、ミッドタウン入り口の屋外にある、『Smile Cake, Happy Cake』という高さ6mのショートケーキと、長さ8mのフォークのオブジェも弊社が担当しました。これは東京ミッドタウン3周年のお祝いをする為に制作したオブジェで、子供の遊び場になったり、フォークに座って休憩したり、記念撮影のスポットになったりして貰いたかったんです。同じ体感型というコンセプトでして、予想以上の反響を得られました。素材をスポンジとシリコンにしたのも、見るだけじゃなく、実際に触れられる事が出来る体感型でないと面白くないですからね。

僕達のチームはまず、どのようにすればそこにあるものを活かしながら、来場者が楽しめる空間をデザイン出来るか?というところから始まります。

今回の場合は、ステージ背面が全てガラスの吹き抜けで、その向こうに広がる芝生。そして夜にはその芝生に光るオブジェが出現する。という状況を描いていましたので、その空間を活かすことにしました。いつもはバックドロップで幕を作り、スタッフ通路を作るパターンが多かったんですが、今回はやめました。

制作チームのメンバーに、建築を仕事としているupsetters, Inc.の岡部がいるのが我々の強みでもありますね。皆で色々意見を出し合うのが私たちのスタイルなのですが、今回は新しい試みとして60人くらいの専門学生も交えて会場構成を行いました。みんな若いだけあって、体力もやる気にも溢れて元気があって、とても面白かったですよ。

今回、自分たちの中で「10年後の東京へ」というテーマを設定し、10年後に東京を中心に国内外で活躍しているだろう人達と一緒にやろうと考えました。それはアーティストもスタッフも、関わる人全てにおいてです。

10年後のイベントや建築、デザインなどは、僕らよりも今の若い世代の子達が支えていくようになると思います。今一緒に体験するのは良いことで、重要なことだと思ったんです。

学生の彼らはこのイベントに参加することで、金銭が生まれたり、単位が出たり、というメリットはありません。しかし、現場での仕事を体験してもらう事ができます。その体験は、在学中の自身を振り返る切っ掛けになったり、目標のリスケジュールや、卒業後の仕事現場で必ず糧になると信じています。

僕らも初めての体験でしたので、学生と一緒で、当初は指示の出し方一つでも戸惑いましたね。しかし、今回のイベントでは彼らが即戦力になるであろうことを、すぐに感じることができました。10年後には軽く僕らのこと抜いてそうだなーと、自分に危機感を感じるような子も何人かいましたし(笑)。もし機会があれば、このチームでまた何かをやりたいな、と思っています」

ご苦労された点はございましたでしょうか?

「この企画のスタートは年明けからだったので、この大きな規模のイベントに対してのスケジュールを組むのは大変でしたね。しかし、僕達に来るこういった仕事は、大抵2~3ヶ月ほどの納期が多いのでいつもの事ですし、大変なことは当たり前と常に心掛けています(笑)。苦労した点は、考えれば考えるほど、特にないですね(笑)。

スタッフ全員が同じ目標に向かって進むことができたので、全部が予想以上に良い方向に向かい、やっていてとても楽しかったです。

チームスタッフの編成、ブッキングの仕方からデザインテーマまで、自分たちも新たな可能性を感じられました。現場でも本当に色んな人にお褒めの言葉をいただくことが出来たので、やって良かったー!という気持ちでいっぱいです」

音響に関しまして、いかがでしたでしょうか?

「背面がガラス吹き抜けということもあり、反響音が気になっていました。細かい部分に関してはお任せになってしまったのですが、EVIチームとPAチームがクリアにしてくれて、僕的には大満足な音でした。ただ音を大きく出せば良いという場所ではなく、PA泣かせの場所だと言われていたので、音鳴るまではスゴく心配だったんです。しかし、鳴ってみたらパワーもありましたし、後ろの方や2F席にもきちんと音が届いていました。

エレクトロ、ブレイクビーツ、楽器を使う人など、色んなジャンルの人が参加したんですけど、すごくバランス良く出していただいたと思います。盛り上がっちゃって、一回だけ音出し過ぎですと怒られましたけどね。

現場には、クラブイベントで会う友人や、アートイベントで会う人、はたまたそのような場所では一切会わない人まで、みんなが遊びに来てくださっていて、その人達がみんな楽しんでくれていました。コンサートホールやライブハウスやクラブスペースでない、本来ならば音を鳴らす場所でないところで人を躍らせることが出来、空間作りはすごくうまく出来たのだと実感しています。

お客さんのバランスも良かったと思いますね。子連れの方達もいれば、学生っぽい人達もいる、クラバーもいれば、会社員の方達もいる。踊っているところを始めて見た友人もいます。その中で一つの一体感が作れたというのはすごい良かったですね。またこんなイベントをやりたいなと、更に強く思いました」

これからのsenseseeds x upsetters, Inc.について教えて頂けますか?

「senseseeds は、デザインとアートの企画や、コンサルティングをベースにした会社です。upsetters, Inc.は建築デザインがメインなのですが、ここ何年かでこの2社が繋がることによって、デザインイベントやアートイベントの企画から制作まで出来るという実績を築いてくることが出来ました。今後は、もっと大きいことをやりたいと思いますし、国外でもチャレンジしてみたいと考えてますね。

不特定多数の人が集まるような場所。例えば、公園や公共の施設などで僕達の作るデザインやアートを見せれるようになれば、もっと良いかなと思ってます。

そして、僕達の理想に共感し、協力してくれる主催者の方や仲間たちがいるからこそ、企画内容が実現出来ていると思うので、流動的に流れるというよりは、一度繋がった輪をどんどん大きくしていきたいなと思ってます」

senseseeds http://ameblo.jp/senseseeds/

upsetters, Inc. http://www.upsetters.jp/   

EVI AUDIO JAPAN, Apl 2010

(プレスリリース内にある写真、画像は、(株)イーブイアイオーディオジャパンの許諾無しに転用、転載することは禁止されています)

【スペースプロデュース】

upsetters architects

●開場構成概要

再利用を前提にし、約400本の国産間伐材を使った会場構成。工場に積まれている柱材をそのまま使い、釘等を一切使用することなく、PPバンド(梱包用バンド)による結束によって固定することで再利用を可能とし、ゴミを大幅に削減する計画をしている。

日本の林業が抱える問題に向き合い、「未来のイベントのあり方」を発信する。

●プロフィール

「都市を観察し風景を再構築する」をコンセプトに、建築、インテリア、イベントなど、都市のアクティビティに関わること全般をデザイン対象として、分野を横断して活動を続ける。JCDデザイン賞金賞、グッドデザイン賞など受賞歴多数。